HOME > 教育・育児・生き方 > 【新装版】画家として、平和を希う人として 加納辰夫(莞蕾)の平和思想

教育・育児・生き方

【新装版】画家として、平和を希う人として 加納辰夫(莞蕾)の平和思想

  • 著者加納佳世子
  • 定価1,800円(本体)+税
  • 初版2019年8月
  • ISBN978-4-904678-91-6
  • ページ244ページ
  • 版型四六判

内容紹介

歴史に埋もれた一つの戦犯釈放史が、いまよみがえる。
 
日本軍に妻子の命を奪われたキリノ元大統領だが、「憎しみの連鎖」を断つために、フィリピンBC級日本人戦犯の釈放を決意した。
その陰には、市井の画家が書簡を送り続けた戦犯の助命嘆願活動があった。
作品写真、フィリピンのキリノ家との交流などを加えた増補新装版。
 
 
「(この書簡は)なんという美しい文章でしょう。
エルディオ・キリノとタツオ・カノウ。
二人の男性の思いを引き継いでいきましょう。」
ルビー・キリノ
(キリノ大統領の孫。キリノ財団理事)
 
画家として、平和を希う人として 加納辰夫(莞蕾)の平和思想

目次(コンテンツ)

はじめに

第一章 故郷
1  生い立ち
2  少年期から青年期

第二章 画家として
1  東京へ
2  日中戦争と辰夫
3  古瀬少将との出会い

第三章 嘆願――『赦し難きを赦す』
1  一九四九年――東京へ
2  ふたたび東京へ――フィリピンの発信
3  フィリピン・キリスト教連合会へ
4  布部からフィリピンへ
5  キリノ大統領の声明

第四章
1  「世界児童憲章制定」への切望
2  フィリピン訪問
3  平和を求め続けて

あとがき

新装版によせて

解説 広島市立大学広島平和研究所 准教授 永井 均

資料 加納辰夫年譜
資料 布部村平和五宣言

著者紹介

加納佳世子(かのう・かよこ)

安来市加納美術館名誉館長。学芸員。

1944年11月京城(ソウル)に生まれる。

1945年9月島根県能義郡布部村(現。安来市広瀬町布部)に家族と共に引き揚げる。

広島大学教育大学部卒業。大阪府小学校教諭、薫英女子短期大学講師を歴任。

2012年6月より公益財団法人加納美術振興財団理事。

 

 

安来市加納美術館 

その他の著書

【新装版】画家として、平和を希う人として 加納辰夫(莞蕾)の平和思想

歴史に埋もれた一つの戦犯釈放史が、いまよみがえる。   日本軍に妻子の命を奪われたキリノ元大統領だが...

1961年のパリだより

若き国鉄(現在のJR)マン、一年間の単身留学。 日本の外の飛び出して、見たもの、考えたこと、家族への...

もっと見る

著者に聞く

メディアイランドからのごあいさつ

Facebookページ

自費出版をお考えの方へ

正誤表のダウンロードはこちら